サンゴ幼群体数とは小さなサンゴの数のことです。小さなサンゴのを数えることで、将来のサンゴの増減がある程度予測できるようになります。 小さなサンゴが多ければ、将来その場所はサンゴが増える可能性が高いと考えられます。
環境省が実施しているモニタリングサイト1000(サンゴ礁)の調査では、一定面積(1m✕1m)の中にいる直径5cm以下のミドリイシ類の群体数を数えます。ミドリイシ類はサンゴの種類で、大きくなると枝状やテーブル状の形になり、一般的なサンゴ礁の景観を作っています。ミドリイシ類のサンゴ幼群体が10群体/㎡以上いれば、回復傾向にあることが多いようです。