オニヒトデの幼生はどこへ着くか?

概要:過去十数年分の海流データを利用し、沖縄県各地や周辺諸国で産まれたオニヒトデがどの海域へどのくらいの確率で流されてゆくかをシミュレーションした結果を解説します。

熊谷 直喜 博士(国立環境研究所)

海辺の研究所を拠点として海に潜る地道な研究生活に始まり、温帯サンゴの1種に共生する甲殻類の研究によって2004年に筑波大学で博士号を取得。現在は(国研)国立環境研究所に在籍し、データ解析やシミュレーション技術を活かして、おもにサンゴ礁や藻場の行く末を予測する研究に従事している。